美しく見送られたい
人生最後の晴れ着、天からの贈り物「絹」をまとって…。
人はみな必ずこの世を去る日が訪れます。その人生の終わる日、あなたは、あなた自身にどんな贈りものを予定しているのでしょう。周囲の人たちへねぎらいの言葉は云えても、自分自身に感謝の気持ちを現わせる人は、少ないようです。自分自身の一生の行動を、他の誰からでもなく、自分が認めたとき、その人はすでに素晴らしい人生を歩んだことになると思います。人は死から生を見つめることで、充実した日々を過すことが出来るのではないでしょうか。あなた自身がくつろぐ最後のとき、天から戴いた虫の吐いた糸「蚕」の絹に包まれてゆったりとまどろんでほしい。旅立ちの祝衣とは、死の瞬間から自分自身に対して感謝の気持ちを込めた衣裳です。
昔の我々の先祖は、自分自身や家族の最後の晴着を秘かに用意していました。
平成の今、更におしゃれな晴着を考案しました。
「旅立ちの祝衣」はすべて正絹、しかも上質な絹だけを使用しています。描かれる柄も、熟練した職人たちが装う人を尊ぶ思いで丁寧に描いた心に響く手描き友禅で仕上げています。
最後の瞬間、天から戴いた絹に包まれ、天国へ上って行くことが出来たらどんなに幸せでしょうか。
虹【鳥】
虹の上を舞う、天国からの使者「極楽鳥」を華やかに描きました。導きの鳥と虹の橋が美しく調和しています。
虹【華】
虹の七色の輝きを華やかに表現鮮やかな天国のイメージを美しく描いています。
薄墨櫻(うすずみさくら)
金箔をあしらった桜模様の逸品です。豪華さの中にも優しい気品ある作品です。
櫻
舞散る櫻が土に還り、再び美しい櫻の花となってよみがえる風情を表現しています。
七草
秋の涼しげな一日を思わせるようなデザイン。日本のふる里をイメージさせる安らかな柄です。
胡蝶蘭
気品あふれる胡蝶蘭のイメージを、装う人へ美しく映えるような、優しく洗練された作品です。
雛罌粟(ひなげし)
天国への道に咲いているといわれる雛罌粟をモチーフに描いたかわいらしい作品です。
花園
花々が咲き乱れる花園の華やかな作品です。お花の好きな方にはおすすめの一枚です。
宙(そら)
月、星、雲をモチーフに宇宙を表現しています。広がりが感じられる作品です。
虹襲(にじかさね)
上質な絹素材を活かした真っ白な装束に、虹色の襟を重ね、品よくシンプルに仕上げました。
男襲(おとこかさね)
純白の装束にグレーの襟を重ね、男らしい作品に仕上げました。
金龍/銀龍
黄金の繭で織りなす小花模様。豪華にて気品ある格調高い逸品です。※艶のある銀糸地紋の「銀龍」もございます。
羽折
サックスグレーが白装束での旅立ちを一層引き立てる逸品です。
白襲(しろかさね)
白の装束にシンプルに 白襟で清楚に仕上げました。